はじめに
UnityのAdMobメディエーションでDependenciesを編集して上位のSDKをインポートする裏ワザを紹介します。たぶん問題ないと思いますが、推奨されているものでも無いのでプロジェクトへの反映は自己責任でお願いします ^^
経緯
Xcodeで端末へビルドした際に下記ログが表示されました。
[AppLovinSdk] WARN [ALSdk] Current SDK version (11.3.3) is outdated. Please integrate the latest version of the AppLovin SDK (11.4.1). Doing so will improve your CPMs and ensure you have access to the latest revenue earning features.
[AppLovinSdk] WARN [ALSdk] 現在のSDKバージョン(11.3.3)は古くなりました。最新バージョンのAppLovin SDK(11.4.1)を統合してください。そうすることで、CPMが向上し、最新の収益獲得機能にアクセスできるようになります。
CPMが向上すると促されたら試してみないわけにはいきませんね!
- Unity 2021.3.0
- iOS
- Google Mobile Ads Unity Plugin 7.0.2(執筆時最新)
- AppLovin Unity Mediation Plugin 6.2.1(執筆時最新)
- AppLovin iOS adapter version 11.3.3.0
「*** Unity Mediation Plugin」は「iOS Adapter」と「Android Adapter」を統合したもので、各社中身が古い場合が多いです。
手順
「AppLovin iOS Mediation Adapter」の対応バージョンを確認
ログで促された「AppLovin SDK 11.4.1」の「Google Mobile Ads SDK」対応バージョンを確認します。
対応はバージョン9.5でした。
ちなみに「AppLovin SDK 11.3.3」の「Google Mobile Ads SDK」対応バージョンは9.3でした。
プロジェクトの「Google Mobile Ads SDK」の対応バージョンを確認
UnityプロジェクトでAssets
>GoogleMobileAds
>Editor
にある「GoogleMobileAdsDependencies」をVSCodeなどで開いて「Google Mobile Ads SDK」の対応バージョンを確認します。
<iosPod name=”Google-Mobile-Ads-SDK” version=”~> 9.0″>
対応はバージョン9以上でした。
「AppLovinMediationDependencies」を編集する
互換性は問題なさそうなので、今度はAssets
>GoogleMobileAds
>Editor
から「AppLovinMediationDependencies」を開いて編集します。
<iosPod name=”GoogleMobileAdsMediationAppLovin” version=”11.3.3.0″>
↓
<iosPod name=”GoogleMobileAdsMediationAppLovin” version=”11.4.1.0″>
ビルドして確認します
Unityでビルドし直して、Xcodeで端末へビルドします。下記のログが表示されれば無事に最新版SDKがインポートされています。あとはテスト広告が問題なく再生されるか確認してください。
AppLovinAdapter: AppLovin SDK version: 11.4.1