はじめに
プログラムを保存する度に毎回走るコンパイルの待ち時間をほぼ無くしてくれるアセット「Hot Reload」を紹介します。
- 特徴
- コンパイル時間がほぼ無くなります。
- Play状態でコードを編集してもその場で反映されます。
- 設定が簡単です。
もはや慣れましたが、30秒以上かかっていたコンパイル時間が無くなるなんて神すぎる
使い方
①Window>Package ManagerでMy Assetsから「Hot Reload」を探してインポートします。
②Window>Hot Reloadでメイン画面を開いてStartを押します
③初回起動時だけ追加のインストールを確認するポップアップが立ち上がるのでInstallを選択してください。
④インストールが完了すると、「Waiting for code changes」に表記が変わり、別途コンソールウインドウが立ち上がります。このコンソールウインドウにログが残ります。
基本は以上です。簡単ですね！これだけでコンパイル時間がほぼ無くなり、プレイ中のコード変更もその場で反映されるようになります。
その他
実機でもコード編集をその場で反映されるようにする
ビルド後の実機でもコード編集をその場で反映されるようにしたい場合はSettingsのOn-DeviceでFix Allを押してチェック項目を全てグリーンにしてビルドすれば良いようです（iPhoneは対象外のようでした ver1.12.5）
ただし、気軽にFix Allを押すと「Development Build」や「Mono」に設定が変更されるので注意してください。
自分の場合はエディター上でコンパイル時間が無くなるだけで大満足なので、この辺はほぼ使っていません。
エラーがある場合
サポートしていない編集（メソッドや変数追加など）がある場合はメイン画面に表示されます。また、HotReloadのコンソール画面にもエラーログが残ります。慣れないうちはメイン画面とコンソール画面も確認するのが良さそう
公式のトラブルシューティング
まとめ
メリット
- 設定が簡単
- 毎度走る30秒くらいのコンパイル時間がほぼ無くなります。
- 規模が大きいプロジェクトや開発期間が長いプロジェクトほど受ける恩恵も大きいと思います。
デメリット
- 安くはない値段
- リリースして間もない（2023年5月）こともあり、不具合を挙げているユーザーがちらほら。
- ただ、サポートはしっかりしている印象です。
おすすめ★5
1ヶ月ほど使用しました。不具合を挙げているユーザーがいたので少し警戒しましたが特に問題はありませんでした。既存プロジェクトにもすんなりインポートできました。メソッドや変数を追加した際はけっきょくコンパイルが必要ですが、それでも恩恵を感じました。挙動を何度も調整する際に特にありがたいです。これまで手動リフレッシュしていたので、その癖を治すのに苦労しました^^
デメリットよりも受ける恩恵の方がはるかに大きいと思います。プログラマーさんなら買って損なしのアセットです。
